TTL でCPUを作成、16bitの手作りコンピューター TANACOM-1 誕生

Software

TANACOM-1のHello world

TANACOM-1で書いた始めてのプログラムです。
当然アセンブラとか存在していませんので、ハンドアセンブルし、機械語をフロントパネルのSWRからパチパチと打ち込んで行きました。
このテストプログラムが正しく動くことが、TANACOM-1の完成を意味していました。
すなわち、これがTANACOM-1にとっての「Hello world」だったのです。

      L    0,1 ; R0に1をセット
Loop  A    0,1 ; R0に1を加算
      BNZ  Loop ; 結果が0でないならジャンプ
      A    1,1 ; R1に1を加算
      BNZ  Loop ; 結果が0でないならジャンプ
      B    Loop ; 永久ループさせる

たった6stepのプログラムですが、これを実行するとR0レジスタが1づづ増えながら65536まで行き0に戻り、その時R1が1つ増えるという繰り返しプログラムで、プロントパネル上のR0、R1のLEDがインクリメントしていく様が見てとれます。

始めてこれが動いた時は、「やったー、これで正真正銘の完成だー!」と飛び上がって喜び、何度もガッツポーズをし、何度も拍手をしました。
そしてプロントパネルのLEDを眺めて、ずーっと感動に浸っていたました。

今でもこのプログラムは、「TANACOM-1は今日も正常です」を確認する目的で、時より実行します。R0、R1のLEDが綺麗にインクリメントされていく様は、何分見ていても飽きず、陶酔していまいます。


では、実際の動作を動画でご覧下さい。





この先は、次回へ続く・・・

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